Route 103

国道103号

AIなんて存在しないけど、それでも確実に僕らの世界を滅ぼしていくだろう。

はい、また、殴り書き。

バイアス

今日AIと呼ばれるものが人や世界の真似事しかできないのなら、厳密に言ってもmachine-learningを別名で呼んでいるだけなのだから、それは数十年前に小説で書かれていたようなAIとは全く定義が違う。今話題のものに機械が自分で考える能力、文字通り人工の知能とやらはない。知能も創造性もありはしない。嘘のAIでも確実に僕らの世界を汚していくだろう。でもそれはみんなが描いていた理想とは異なったものであるのは明らかだ。

Large Language Model (ChatGPT等) を使えばわかる通り、バイアスだらけで嘘をつく。それは学習元のデータセットがそうであるから。

それに非倫理的である。ChatGPTはネットのものをスクレイピングして学習させたもので、制作者の意思に反するものがほとんどだ。他人が書いたものを学習させて、そこから生成したものを真にAIが書いたとは言わない。人のものを盗んでいるだけだから。AIを使って小説を書こう、曲を作ろう、絵を描こうなんて思わないほうがいい。それは真に君が作ったとは言えない。君がやったことはツイートするぐらいのレベルでプロンプトを書いてAIがゴミを生成しただけであって、君は何もしてない。だから金儲けしようなんて思わないほうがいい。

仕事は盗まれるのか

例えばXrayで癌の影を検知する"AIアプリ"があったとして、それが癌の可能性を見過ごしたりしたら誰が責任を取るのだろうか。ここに確認を取る人間(医者)が居なければ、患者は受けるべき正しい診断と治療を受けることなく、バイアスだらけの曖昧なAIがついたうそのせいで死ぬことになる。

それに、体が肌に出す病気への反応というのは人種によって異なる。白人の唇が青くても黒人の唇が同じ病気でも同じ反応を出すとは限らない。こういうケースがあるとして、AIをトレーニングさせるときに使う医療系の資料が、白人ばかりの資料ばかりなら役に立たない。差別じゃなくて、本当に資料が少ないから。そんなdiversityの欠けた道具で診断したとて医者の代わりにはならない。だから、AIじゃなくて人間の医者が必要。

もしも予測不可能で未学習の物体に遭遇した時、例えば今までに見たことのない癌の影があったとして、AIは学習したデータ以上のことはできるのだろうか?癌だと診断できるのか?バイアスだらけで嘘をつく、事の理解もできない機械が、医者の代わりになるか?ここまで読んで本当にAIが仕事を奪えるものだと信じれるか?

脱線したけれども、今話題のAIが真に人工知能として人のように創造し理解することかできないのだから、AIというものはまだ存在していないと言っていい。だから、もしうちの大学の授業でAIが仕事を奪うとか言い出す奴が居るのなら、その人のことはほんとに馬鹿にしていい。でも、どうせ大衆なんて馬鹿で理解できないんだから、結局この世はどんどん悪くなっていくと言う話。という、朝4時のなぐりがき。

26日の追記

だって、命令を待つモノが考えて動くとか無理でしょ。