Route 103

国道103号

クリスマス(続き)

前述の通り僕はストレスが溜まっていて、さらにそれがあからさまに態度に出ていた。待ち時間や食事中にテトリスしてたり、イラつく度に舌打ちしてたし。

帰り際に彼女に、ディズニーでストレスを感じやすかった言い訳に大学生活が忙しいからだと言い訳したら言い合いになった。まず前提として僕の所属する英語学科は彼女の所属する法学科よりも忙しい。そこで僕はそれを引き合いに「どうせバカの法学科にはわからんよ」と言ってしまったのである。でも実際彼らは週に3日しか通学しなくていいから、バカの集まりであるのは事実だった。勉強しないでサークルやら何やら、よく言う大学生の型をそっくりはめるような生活をしていたから、バカだと思っていた。加えて僕は彼女のこともマジョリティの一部だという見下すような考えが少しあった。(なんで誰彼構わず見下すんだろうね。)

そんなわけでまた別れることになった。たかがディズニーでなんて思ってたが、問題はディズニーじゃなくて僕にある。

声を荒らげることや争い事が嫌いな彼女だったから、別れるのもしょうがないかと思った。なんせバカ扱いしたからにはもう取り消そうとしたとて意味ないだろうし、言葉を取り消すなんてことは根本無理な話だから。それに、言ってしまったことに対する相手の印象の変化を無かったことにするのもまた無理な話だし。

多分ひとりのほうが誰も傷つけなくて良いのだろう。でも何がどう良いのか、誰のための良さなのかはまだわからない。